UROKO DESIGNが作るプロダクトは木の持つ「温もり」だけでは無く、クールな一面も表現出来るよう機械的なシャープな面の中にそれぞれ木目の違いにより個性を表現しております。
難しい技術=お客様にとって良い物なのか? それで改めて自社が提供出来ること、出来ない事を整理し始めたのがUROKO DESIGNブランドです。
同じ木でも立つ場所や育つ環境により木の色は様々です、UROKODESIGNでは出来る限り性格の似た木を吟味し組み合わせしておりますが、まったく同じ色になることはありません。また、お使い頂いている間に日光や紫外線などによって徐々に色が変わることがありますが、これも天然木だからこその性質です、是非日々変化する色合いをお楽しみください。
〈木の動き〉
木は水分を吸ったり吐いたりして室内の湿度を適度に調整する機能を持っています。そのことにより、伸び縮みが発生し、多少の変形・そり・割れが生じることがあります。特に直射日光の当たる場所、エアコンやストーブなどで湿度調整をされる場合などはご注意下さい。
<集成材>
集成材とは、天然木の板を細かいパーツに切り分け、それぞれのパーツどうしを強固に接合し、また一枚の板へ戻すと言う大変手間のかかった材料です。天然木の板には反りや割れ、ねじれなどの狂いを生じさせる応力が常に働いています。故に、削って一時的に平面になった板も使用環境などによりまた狂いが発生することがあります。集成材は木のもつ応力を細分化することで、木の持つ木目の表情はそのままに狂いにくくさらに強度の高い板になったものです。
鉄+木 ロッドスタンド
UROKO DESIGNのロッドスタンドは竿の収納家具ではなく、インテリアとしても釣り道具が生きるようにデザインしております。
主役の釣り道具を映えさせるよう、出来る限り主張を抑えスッキリとしたシルエットに、かつ重厚感を持たせるために金属と天然木の組み合わせを取り入れております。
箱を開け取り出す瞬間、金属ならではのずっしりとした重みを感じていただけると思います。
RODSTAND"Industrial"COLOR
一般に見る木製のロッドスタンドにはパイン集成材が使用される事が多いです。パイン材は松科の針葉樹で柔らかく加工性が良く流通が多い為、比較的安価に出来ると言うメリットがあります、しかしパインの木はカントリー家具の様な表情になり易く、インテリアとしての選択肢は少なくなります。鉄×木のロッドスタンドには、広葉樹のタモ集成材を使用しています。タモ材は非常に硬く加工が難しい材種ですが、無垢の高級家具や床材などにも用いられ、どの様な空間にも調和する緻密で美しい木目を持ち、その硬さからキズが入り難いなどの特徴を持っています。
シンプルな空間に馴染むように天板はツヤを抑えたウレタンクリアー塗装に、サイドのアイアンはマッドブラック塗装を採用しております。
RODSTAND "VINTAGE"COLOR
その昔、木を切る手段として機械という選択肢のなかった時代「木挽き」と言う職人さんがいたことをご存知でしょうか?
山から切り出して来た丸太を、建築に使うための柱や梁を取るためより良い木目が出る方向を想像し、大きな鋸を使い手作業で丸太から切り出す職人さんの事を木挽きと呼んでいました。今でも古民家の梁や柱にその仕事の跡を見ることができます。木挽きさんが挽いた挽き跡は凹凸となり、木目がゆれたような美しい表情となります。
今回新たにラインナップしたVINTAGEシリーズ、やみくもにダメージを加えるエイジング加工とは違い歴史を刻んできた職人さんの息遣いが聞こえる様な跡を再現し、規則性の中に僅かな違いを付け個性を表現しました。
仕上げ塗装は触ったとき木の質感がより伝わるようオイルフィニッシュ塗装としています、又アイアン脚は鉄の素地の質感をそのままにクリアー塗装仕上げとなっており無骨な表情の中にも、熱くねっせられ硬く鍛え上げられた一本筋の通った力強さを感じる事が出来ます。
(鉄の素地には製造過程で付くキズやムラがございますが、UROKO DESIGNではその欠点の部分も鉄と言う工業製品の個性、背負ってきた歴史と考え、そのまま使用しております)
[COLOR LINE UP] 左:VINTAGE/右:INDUSTRIAL